より薄いシートを貼った合板が左、より厚いシートを貼った合板が右。
2012年3月30日金曜日
突き板
B-CRESTの家具は主に無垢材を適所に使いながら本体は突き板を貼った合板を使用しています。突き板とは大根の桂剥きの様に丸太を薄いシート状に剥いていったものを指し、通常は0.2ミリくらいの薄さで厚いものでも0.7ミリくらいになります。突き板仕様とは簡単に言えば家具にこの木のシートを貼ったものをいいます。この突き板を使用することで木の風合いを保ちながら、軽く狂いにくい家具を作ることが出来ます。逆に無垢材は割れや反りなどの不具合が生じ易く、また重さもあるため扱いづらいというデメリットがある反面、やはり木そのものがもつ質感や木目の美しさ、色艶など、その存在感と重厚感は一目瞭然です。しかし、ただ単に突き板より無垢材が良いというのではなく見た目の良さと機能性を考えて適材適所というのが良い家具の条件だと思います。突き板に関してはやはりより厚い方が無垢材の風合いに近づくためそのような無垢の良さ、突き板の良さを更に進化させた商品も今後開発していきたいと考えています。
上のシート状のものが突き板。
より薄いシートを貼った合板が左、より厚いシートを貼った合板が右。
より薄いシートを貼った合板が左、より厚いシートを貼った合板が右。
2012年3月17日土曜日
味覚を表現すること
食の番組でスイーツなどのを甘いものを食べた時「甘すぎず美味しい」という表現をよく耳にする。どうもこの表現がひっかかる。ここは「甘くて美味しい」ではないのかと。実は味覚を表現する言語は少なく、それを伝えるのはとても難しいことに気付く。まず美味しいのかまずいのかという結論があり、それは甘いからなのか、辛いからなのか、苦いからなのかがあるくらいである。だから美味しさを何とか伝えようと食感、香り、見た目などから言葉を紡ぎ出していくのだが、なかなか味覚に響いてこないことが多い。女性が男性に「私のことすき? 、じゃぁどこが?」と聞くことはあっても、手間暇掛けて作った料理に対して「美味しい?、じゃぁどこが?、どのように?」と聞くことは日常的にあまりない。それはどうしてか?おそらく返って来る言葉にそれほど期待しておらず、また満足出することもないからだと思う。つまり味覚に関して言語はまだ人を満足させるだけの進化を遂げておらず、言語というものが味覚を豊かに表現するに至ってはいないからではないかと思う。甘すぎず、美味しいというなんとも曖昧な表現は実に日本的な表現と感じるとともに、甘さの加減で美味しさを表現しようとする苦肉の味覚表現の一つとも思える。なのでまだ言葉が確信的な味覚に迫るにはほど遠いのである。美味しい物を食べると確かに満たされた幸せな気持ちになる。それは食に美味しさを追究し、同時に美味しさに迫る言葉を進化させ、表現していくことがより多くの人々を幸せにすることを意味しているのである。
2012年3月9日金曜日
ひな人形に見るもの作りの精神
ひな人形をしっかり見る機会なんてなかったのですが、あらためて見ると手間ひまのかかった芸術作品のそのものです。写真のお内裏様とお雛様は50年以上昔のものですが、色褪せてしまってはいるものの、顔立ちや、着物にしてもその佇まいは古さを感じさせない気品さがあります。50年以上も輝きを失わないものを支えてきた背景にあるものは日本固有の伝統的な美的感覚に裏付けられた繊細かつ高度な技術であると考えす。伝統、文化を守りながら技術を継承していく難しさはあるものの、半世紀経った今、我々はどれだけのものを失い、得たのでしょうか?あらゆる産業において日本の物作り力が試される今、シンプルで明快なものを生み出すことがどんどん難しくなっています。そんな現代だからこそ偉人たちの残したもの作りの精神にあらためて学ぶところが沢山あるのではないでしょうか。
2012年2月22日水曜日
ダンスブーム
最近は小学生の体育の授業にダンスが取り入れられたり、CMで色んなフリのダンスが取り入れられたり、ダンスブームですが実はこのようなブームになるには下地があったからなんです。多くはないにしてもダンスに魅了される安定的なファン層があり、ストリートダンスの世界的な大会でも随分前から日本人は優秀な成績を残してきました。それでもストリートダンスは競技としてのスポーツの認知度は低くメディアで取り上げられることなんて殆どありませんでした。今、エグザイルなどのダンスを取り入れたパフォーマンスが大衆に受け入れられダンスに注目が集められるようになってきたおかげで競技者が増えていることはダンスファンにとって喜ばしいことです。ただアンダーグラウンドのストリートダンスが日本において多くの人に受け入れられるようになったのはその本来もつ世界感、価値観を変化させてきたからだと考えると、まだ歴史も浅く、オリジネーターが今も多く活躍している世界なのでこれからダンスを始める人は当時の文化、音楽、思想などを彼らから学びながらダンスを楽しんでもいいかなと思います。
マイケルジャクソンの振付師も出演している伝説の映画
2012年2月10日金曜日
生活空間
B-CRESTではいままで沢山のお客様と色んな特注家具を製作してきましたが、お客様のご要望を一つずつ形にして行くと本当に色んな形にたどり着きます。家具は見た目も大事ですがやはり道具としての機能性を重視します。それは家具が納まる空間を考え、そこで生活する人のライフスタイルを考えることから始まります。毎日使い、人々の暮らしをより便利で快適かつ気持ちを豊かにしてくれる一つの道具として一生使ってもらうことが願いであります。ユニヴァーサルデザインの観点からすると家具のサイズや仕様もある程度決まってくるのが正直なところですが、そこをベースにひと味加えたいと日々の生活の中にオリジナリティーを求めている人がB-CRESTにやってきてくれます。ものがあっても、なくても自分たちの生活空間に興味を持ち、より心地よく暮らせる環境に貪欲になることが必要です。なので時としてB-CRESTではなるべく家具を作らない方向で提案をさせて頂くこともあります。お部屋の環境を家具でガラッと変えることもできます。とにかく何とかしたいとお悩みの皆さんB-CRESTへ是非ご相談下さい。
K邸特注チェスト
2012年2月1日水曜日
ディズニーランドとひげ
先日、米ディズニーランドの男性従業員のひげが自由に生やせるようになるというニュースがありました。従業員の身だしなみを細かく定めたドレスコードの見直しで開園して以来実に60年の歴史の中で初のことだそうです。当然賛否両論はあるみたいですが内容はともあれ定期的に規制を見直すというのはいいことですね。ひげに関して言えば髪型と同じように気を使ってきちんと手入れをすれば別に不潔でもなんでもないし、男性ならではのファッションだと思うので大賛成です。でもディズニーという夢の国でのこの決定は意外でしたが、ひげの有無は人の印象にさほど影響しないとの判断なのでしょうね。
規制緩和ということをよく耳にしますが、規制はあらゆる力に対しての抑止力となり秩序を保つかもしれませんが、時代が変わり技術が進歩しものの考え方や価値観が変化して行く中で規制そのものも時代に合わせて変えていかなければ良い方向の力に対しての障害ともなりかねません。時代を考え、歴史ある夢の国の伝統を考え、そこで働き夢を与えている従業員のことを考え、そこに楽しみでやってくる子供達のことを考え、たかがひげかもしれませんがディズニーの決定は英断と言えるかもしれませんね。
規制緩和ということをよく耳にしますが、規制はあらゆる力に対しての抑止力となり秩序を保つかもしれませんが、時代が変わり技術が進歩しものの考え方や価値観が変化して行く中で規制そのものも時代に合わせて変えていかなければ良い方向の力に対しての障害ともなりかねません。時代を考え、歴史ある夢の国の伝統を考え、そこで働き夢を与えている従業員のことを考え、そこに楽しみでやってくる子供達のことを考え、たかがひげかもしれませんがディズニーの決定は英断と言えるかもしれませんね。
2012年1月26日木曜日
新作たかはしさんのいす
たかはしさんが新作の子供椅子を製作してくれました。たかはしさんって誰?実はB-CRESTの木製の靴べらや玄関スツールなど小物や小家具を細作して頂いている腕利きの木工職人さんです。全て手作業なので製品には何とも言えない手作業ならではの柔らかさがあります。今回製作して頂いた子供椅子は座面がタモの一枚板、脚は欅の2トーンタイプになります。しっかり作っているので当然大人でも使用できます。座面は手作業で彫り込んでいて、随所に職人ワザを垣間みることのできる完成度の高い椅子です。一脚¥35,000と普通の椅子と同じ金額ですが一生使える家具としてお子様の成長とともに味わい深くなっていく無垢材の変化を楽しめる家具です。とにかくその愛らしいデザインと優しい木の質感は作る人の性格が表れています。是非小さいお子様に座って頂きたい椅子です。
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